土曜日, 4月 22, 2006

■奈良県平群町の「騒音おばさん」を弁護する。(笑)

         
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奈良県の平群町と言えば、今は「騒音おばさん」の街として有名らしい。その「騒音おばさん」に懲役一年の実刑判決が出た。常識的に言えば執行猶予つきのところを、わざわざ懲役一年の実刑にした根拠は、本人に「反省ナシ」ということらしい。いずれにしろ、この判決にはマスコミ情報やテレビ映像の影響による世間の反響への迎合が感じられ、僕としては違和感を感じる。

僕も、最初に、「騒音おばさん」のテレビ映像を見たときにはさすがに驚愕したが、しかし今は必ずしもそうではない。この「騒音おばさん」をここまで追い詰めたものが何かあるはずである。たとえば、被害者という隣に住む女性とは何者なのか。僕は、今はむしろそちらの方に興味がある。

この女性は、未だにテレビでも顔を隠して、匿名で発言しているが、「騒音おばさん」の「異常な映像」を撮影し、それをマスコミに横流ししたのはこの女性であろう。この女性は単なる被害者なのか。この女性は、「騒音おばさん」に対して、これまでどういう具体的な反撃をしてきたのか。何もしていないはずはなかろう。そもそも、近隣トラブルにおける微妙な言動をビデオで撮影し、相手に無断でマスコミに一方的に横流しして、しかもそれをテレビでの報道を許可したという事実こそ犯罪ではないのか。テレビ局も、加害者の映像を一方的に流し続けるなら、被害者と称する人物の「映像」も平等に流すべきではないのか。

ちなみに、「騒音おばさん」は、若い頃は「それなりに」まともな生活をしていたらしい。が、今は娘を二人も亡くし、夫も病臥中らしい。「騒音おばさん」自身が、問題を抱えていたことは言うまでもないだろう。むろん、そうだからと言って、「騒音」が許されるわけではない。しかし、こういう問題を抱えて神経過敏になっている女性を、いきり立たせた責任が、近隣住民に何もないとは言えないだろう。

近隣トラブルとはそういうものだろう。「被害者(善)/加害者(悪)」という単純素朴なメロドラマを鵜呑みにしてはならない。

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